Monday, February 08, 2010

2 NAUTILUSES


Vague terror seized him as if, at that hour when he had hoped to triumph,impalpable and vindictive being was coming against him,gathering forces against him in its vague world.

Wednesday, February 03, 2010

青本・足刷りの天明本・紫本

    マリボルの譫妄

     あかあかと

戻ってきたとき、その動きには、別の指図が

曲線的に嵌めこまれていて、もぞもぞと、憤

りが論理哲学論的に青色本を圧倒していた。


千五百三十二年以降の山中の都市遺跡には、
毎年嗄れ声の絶対絵画が病いに倒れ、考古学

的研究をくりかえしている。


許容的な微業にはT氏のホルマリン漬けの手

仕事から製品がオブンで中空する。

薬物で生き物をあやめたいと思うのは、口か

ら順に管の壁がめくれて内なる世界の毛皮の

ジュータンをみたいという衝動からきている、

という説。

「あかあかと」の時間的解釈は、バリヤを通

してふり注ぐ。あれほどのものは、沐浴、雲

が部分的に薄く掛かる山に影をつくるつよい

光は、なべて道を雪鏡にし陰影を極薄にする。

まなざしは、たらいに沈み、熾火が、不眠の

構造になるとき、去ってしまって、また帰還

する、オーガスムス、およびがたき身なれば、

足刷りの天明本を穿鑿する。


      風の子供


裏庭の海辺のある大きな建物にねらいを定め、

屋根には鳶職がいて、そこに咲くあいまいな



とんだ竹馬が回転してバーがふるっとシャボ

ンを、銜えた。

甲殻類がひっくり返り、懐かしのちらちらに、

光が勃起し反りかえる。

東岸のウジジで「顔に白い毛の生えた病気」

を発見した。


「わが妻へ」を「わが寡婦へ」と書き直した

遺書の変容が、埋葬の、ホルマリンの底の、

荼毘の、おもい出のように、ふっとび今朝、

四肢の麻痺を覚え、憐れみに魔がさした。


ロマンチックな影絵を揺らせる都市高速には

冬ごもりの熊の振り向くときはかならず左と

いう
itがおどむ。

三角錐の落下する地なりが単線のローカル線

のホームにいて、かろうじて薄暗い道をたど

って駅についていた。

「悲愴」の直後、彼は同性愛の生水を飲み、

コレラだった。銃声が響いた時、脳のこまか

い霧が吹きつけられ、ダラスは晴れていた。

港の捨てられたゴミに役者として浮んでいる
のをみている。

時計にジャンと崖が止まり、ムという字が潜

む。道幅の女が露を現に縁の下は、むつきの

勢い。


真暗闇の小屋の中へ獲物が入ると、それは、

ゆっくりゆっくりと縮んでいく。鉄カブト虫

がその小屋にいて、繁殖している。


コンクリート・ウィルスの川床に立ち、ネオ

ン鳥は、したたかに人工物を喰む。


昔から伝わる青銅の剣をもち、鎧を身につけ、

一年間の人身御供のため、高い塔の上にあげ

られる。

馬が通りすぎるとき、燃料室

あの子供はどこかの暗さに混ってしまっていた。

自在の街を用い
目して野菜の皮をむいている

受用を知らない身振りで


道と、何かしら粒子で繋がって

二,三台来たが皆「回送車」であった。

すると、こんもりの中からダリの母親が現わ

れる


ドアを三回ノックする音が聞こえた。遠いと

ころにいってしまったひとの笑顔に酔い痴れ

ていて、その音で目が醒めた。


北アフリカの街路、大都会のすずなりの機械、

自然からしたたる水しぶきが最大の吸取紙に

吸い取られてしまった空間の穴ぼこ、唯一の

環境であった。

寒々とした地上にはただくずれかかったよう

な建物ばかり並ぶ、光の全くない、夜という

薄明るさだけの小さな町を歩いていた。

風の子供が原っぱをかけていく。ぶつかる風
景、出会う出来事に反応して、その子供が体

全体でポーズをとっている。左上方の空の部

分に白い灰色のような銀色のような色で、そ

の子供のポーズとよく似た形がかかれている。

雲の流れのようなものであり、また風の子供

と風景の、或は、出来事との出会いを見事に

示しているかのようなモクモクとした形で、

充実感があるのだ。

境南堂書店の紫本には次のように書かれてあ

った。(三百六十五ページ)

「可能性の生徒をとらえてきて、彼を、出来

事は何ひとつなく、最大の出来事といえば一

羽の大雷鳥がけたたましく飛び立つくらいで

あるユトランドの荒野のただなかにひきすえ

てみるがいい。彼は世界史の舞台で喝采を博

したが、可能性によって育成されなかった者

よりも、もっと完全に、もっと正確に、もっ
と根本
的に体験するのである。」