Friday, April 13, 2012

碧痕174 虚数の解の気配に面して

174 虚数の解の気配に面して
 「ナフプリオン」「寄港」「スイスにて」「シシリー島の人々」「エレウシスの美術館」「アポロンの島」にあそぶ不規則な運動の方向はそれでも平均すれば移動の衝動の、その(食糧や異性の)探索の練習であるが、忽然とした一樹蔭の交差、通過になるだけでなく、コノ島デ女ト暮ラスコト、という忽然として萌した思いつきは神託の如くして、しかし、それは正や負やらの解を出して、その場限り顔が区別できる程度の寿命しかないというのでも、「晴れていて、船が走り出してからもしばらく、突堤の上の人々は誰か判別できた」程度には中間を突破して来る寿命というのでもなく、虚数の解の気配に面して軽い眩暈や、気分が悪くなる(すなわち、内臓が気配づいて迫り上がる)のである。
 つまり、越境したはずなのに(何か伸びたようだが)身を隠していたいのに隠れない気配に不随意に出てしまっているのである。

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