Monday, April 08, 2013

碧騒294 二重の焦点(超越)の断面

294 二重の焦点(超越)の断面  物語る窃視は、単独の個体(singularia)が誰とでも入れ替わって遍在するかの如き(ヤーウェに呼び出しをくらうかの如き)二重の焦点である。  アマゾンの支流の更に支流に定住することもなく小人数で生活するピダハンの、その言語が、物語る窃視の断面(次元の縮み)であるrecursion を欠くとすれば、それは、ピダハンが外部や過去に没関心、没交渉で、その群が或る大きさを越えないうちは貯蔵の衝動としてのrecursion の発現が本能的に抑えられるということなのである。しかし、日常が展開、更新する限り、それは、真が偽に優越しようとして繰り返し頓挫する入れ子状態であり、二重の焦点の断面(recursion )なのである。  この、場所が解ける裂目の断面は、一回限り起こるのに再発していることの、その次元が縮むのであり、一回限り起こることと再発することとが分割されて、大あくびしている。そこでは、真が偽を代表し、偽と全体や場所とが区別されないために繰り返し偽・全体・場所が後退してしまうのである。

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