Saturday, April 20, 2013

碧騒298 日々の移ろい、瞬間移動

298 日々の移ろい、瞬間移動  種は偽・全体・場所との区別をおかされて個体に優越するが、個体は種・偽・全体・場所に優越しようとして発作的に移る。しかしこれは、後退に過ぎない。埋蔵金探しの如く果てしもない後退(再発)が、世に棲む日々の、その、日々の移ろいである。それは、日常に安らっているのではなく、個体が劣位を覆そうとしていつまでも一回限り起こることの再発に抜け出してしまうのである。  「種の起原」の、その、個を実在するはずもない種に解消し、真を偽が限定する擬態のプログラムにその擬態のプログラムが呼び出されるような「色即是空、空即是色、色即是空」式のrecursion に於いて、個体は、瞬間移動(一回限り起こるのに再発していること)に面して、個体である限り大あくびする。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home