Thursday, December 19, 2013

碧騒379 暴れる場所、物の虚脱

379 暴れる場所、物の虚脱  物語ることは、生贄であることに向かって分節する。分節は過ぎ去る格式であり「物へゆく」はずであるが、分節を微小に極めても物であることへ向かって届かない。しかし、この、物にならないことこそは、正に生贄、隠沼というもの(の秘密)を模写している。何か届かないのは場所が暴れるのであり、物はぎりぎりもう少しのところで中間突破に頓挫して虚脱する。世界が終わっているために突き進むことと立ち竦むことの区別がおかされるのであり、物語の終わりへ導かれて虚脱するとすれば、それは、物語がつづかないのにまるで何かつづくかのように胴震いする最終状態に出てしまって、もの遠いのである。

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