Saturday, August 16, 2014

碧空459 悪い気配

459 悪い気配  スタヴローギンに薄気味悪く迫る「悪霊」は、究極の下降の仮晶である。何よりも身近で何よりも疎々しい気配は神と呼ばれているはずだが、その気配が剥き出しなると悪い気配になる。脅かされるのは同一のものであること(直しさや「私」というもの)であり、真偽の区別である。この、悪い気配は、こうした翻弄なのである。進化の気配に曝されると真偽はどうでもよくなる。真偽の区別は種の関心に過ぎなく、種の関心も脅かされる。

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