碧空472 守護するように脅かす気配の三つの相貌
472 守護するように脅かす気配の三つの相貌
出来事の来たるべき変形は出来事の輪郭喪失であり、経験の来たるべき変形でもある。この、出来事がそのままに出来事でなくなる経験(の変形)が復活であるが、それは過る(中間突破する)のではなく、薄気味悪く迫るのである。
中間突破の来たるべき変形である永遠回帰の、その次元減衰としての断面の奇妙な信用状態が入れ子と呼ばれる痙攣発作であり、それは過るというよりは連れ戻されるのであるが、誰と入れ替わったのか分からない復活の、その微行とも何か(しかし決定的に)違う。孫悟空の旅は、いつまでも諸変化が守護するように脅かして親しみを寄せては返す断面から抜け出せない(繰り返し複素数の解としての平行世界にタイム・スリップしてしまうような)受難、流刑、監禁の報告であるが、薄気味悪く迫るタイム・スリップの気配に「天竺ヲ尋ヌルニ茫々トシテ処無シ」というように被曝するのではないのである。


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