Friday, March 20, 2015

碧空531 「希薄な場所」を数える

531 「希薄な場所」を数える  「希薄な場所」には慣れない。直しさや「私」といった擬態の気配を消す限りで現実は惰性を鎧うからである。惰性が解けた「希薄な場所」は直しさや「私」というものを脅かすのであるが、それが、神経や器官が脅かされることに変換されることを通して「希薄な場所」が場所(意味)を占め、慣れないはずの「希薄な場所」に慣れてしまう。ゴーストのかかったコモリヌは、時間のかかった隠沼>コモリヌに成れるのである。  >は裂目であり、この裂目は解離して時間がかかるか、解離しないでゴーストがかかるか、である。それが解離した「希薄な場所」は(解離した物>場所の層では物に成れるように)解離した場所>意味の層で場所に成れる。それは数えられる。  Un-Dead (「Dracula」B.S)も、同じようにして数えられる。夢遊病のLucyは、解離しない物>場所の層ではゴーストがかかって極薄で、半陰影の境目を彷徨うのであるが、解離した場所>意味の層で時間のかかった場所に成れる。Un-Dead は、その場所が占める意味であるが、alive とdeadの区別がおかされているというだけでなく、物と場所の区別もおかされていること(Un-Dead )が場所>意味の層から意味>しるしの層に音もなく移る。

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