Saturday, May 16, 2015

碧空550 「遠い声 遠い部屋」(T.Capote)

550 「遠い声 遠い部屋」(T.Capote)  封筒の中には、1956年クリスマスに、違う角度から撮った(しかしだいたい同じような)写真が三枚はいっていて、写真の中の、東アングリア、トコカル、S族の、その黒人は木彫りを見せびらかすようにしていて、それは、ちょっと見た目には、目は大きく吊り上がり、口は大きく唇が厚い、あのいかにもアフリカの木彫りだが実はそうではなく、ミセス・ホリデイ・ゴライトリーに生き写しで、ピンぼけだが瓜二つである。つまり、部分は霊的になる。でなければ、この、生き写しとピンぼけを、どうやって説明できるだろうか。  部分は反語である。最後の小箱は最後の小箱ではなく、霊的で、そんなふうに「遠い声 遠い部屋」は霊的である。  「A Tree of Night 」の意味は、an actuality of Night as a Tree 、ofのペルソナ(主格、目的格、所有格、同格、比喩)が収斂して、木は夜の分身として小さく小さく感じるが夜を代表して拡張してもいるために、夜の一つの解としての分身の数の自乗だけの木が殺到する、その霊的殺到が「Night 」なのである。「Night 」の一触れに「Tree」は霊的になり、目じるしは浮雲になる。

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