碧空617 運としての突然変異
617 運としての突然変異
上位の審級であるはずの理性が現実になることはない。断面に進化(零落)し、物自体のように引きこもるからである。同じようにして、有限とは無限が次元減衰した断面で、時間は宇宙の中心を回るように次元減衰する。現実はこうした、(色即是)空の断面である。つまり、時間は現実(の頓挫)である。
ヒトの遺伝子をのぞくヒトの出現の図は、全体を代表する部分をのぞく「Little Nurse」の図のようなもので、瞬時に覗き穴の能所が入れ替わって目的は種に進化(零落)する。目的を解が代表し、解を種が代表するのであるが、目的も解のように質料化しているかに見えて、質料化するのは不断に種に入れ替わっている。目的は現実(の頓挫)である。
twice-toldは個の技ではない。場所を占める出来事(の頓挫)すなわち虚構の、その三相は、1dream、2story、3memoryであるが、この必ずしも区別が判然としない三つの相を分けるのは、3は虚構の気配が消え、2は虚構の気配が消せなく、1は2と3の間に振動する、こうした差異である。この1、2、3には必ずしも区別が判然としない事故、意図、過失が対応している。これには、何か批判的、尚古的、記念碑的が対応しているようにも見える。
突然変異は、目的が種に進化(零落)する断面に現れる物の、その縁生がアンチノミーであって中間を跳び越えてしまう、運である。それは気まぐれにみえるが、事故、意図、過失の区別はおかされている。


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