碧空673 種の夢、種の夢の平均化
673 種の夢、種の夢の平均化
この世のものが場所を占めて、解としてのこの世のものが問としての霊的命令を映し出す媒体であることが秘密になる、その、この世のものと場所の解離に於いて、解が問を映し出すような代表ではなく、個別化すると同時に一般化するような代表を、機能として複写したものが言葉や貨幣や地位といった媒体である。それは、平均化を以てこの世のものを映し出して場所の如くであるが、場所のように潜伏しているのではなく、場所(媒質)を占めるこの世のもの(媒体)の次元に脱け出している。導く霊的命令がこの世のものになるために二重に潜伏して(すなわち解離して)この世のものが占める媒質が、この世のものが占めるような媒体として複写されているのである。
この複写は、問の次元から解の次元へ脱け出す化の、その、問としての種の夢の二重の潜伏(媒体/媒質)を模写する儀式であり、義の起原である。儀式は代表することであり、代表という奇妙な衝動を通して意味というものがあるかの如くになる。
種の夢(霊的形式)を映し出す媒体であることが記憶喪失の状態であるように擬態を鎧うことは、場所となって潜伏した種の夢がこの世のものを映し出すように、さらには、場所の延長として出現する媒体をこの世のものが占めるように、反転的に模写する儀式である。その効果として、種の夢に問いかけられるのではなく、言葉や貨幣や地位に問いかけられることになる。
Adam.Smithはあやしむ、富や高い地位と知恵や美徳は異質なものなのに大衆を導く雰囲気は似通っているからである。どちらかといえばきらびやかに目立つ富と高位への追従は畏まり、簡素で一貫した英知と美徳への追従は粛(しじ)まるにしても、導かれる雰囲気(漠とした敬意)が似通うのは、どちらも本能的に種の関心に導かれていることを媒体に問いかけられていることを以て模倣して、種の夢が知恵や美徳、富や高い地位に平均化しているからである。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home