Tuesday, April 05, 2016

碧空744 超絶廃墟2 赤鼻の老巡査

744 超絶廃墟2 赤鼻の老巡査  1914年 2月13日の夢:Berlinの通りから通りを抜けてFeliceの家へ辿るが、辿り着かない。静かな幸福の気配と約束があるから、彷徨っているというより、振り向くひまも脇道にそれるひまもなく突き進んでいるのであり、そのために、(最終)検索ロボットが通りかかるように「赤鼻の老巡査」がまたもや(しかし別の、召使の着るような服装で)出て来て、誰だか分からないが「郷愁」のように導くだけでなく、認識されたと感じる。  若いポーランド出身のユダヤ人だけが住んでいるひどく小さな部屋ばかりの、賄い付きの下宿のような家に、「赤鼻の老巡査」は姿を変える。いつも住人の誰かが地図のような本を手にしているが、ベルリンの地図ではなく別の案内本の類だということが分かる。つまり、ベルリンの地図を求めるように、しかし手に入らないように導かれていて「霧のなかで口をパクパクさせ」るのである。それが、息を継ぐために水面に浮かび上がって来て虚構を漁らないではいられないカフカの、夢精のような捕食である。

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