Friday, July 15, 2016

碧空807 嘘以上の何か真実以上の何か(であることの頓挫)の断面

807 嘘以上の何か真実以上の何か(であることの頓挫)の断面  三枚続きの一枚が全体を代表することは、1=0.9recursion(1とはいつまでも1にならないこと)のparaphraseである。  「ナルキッソス的」とは、それがナルキッソスと呼ばれる全体を代表するとは知らず魅惑されることであるが、それは、好キダと叫んでいるはずなのに口からはオマエハ誰ダが飛び出してしまうEchoの復讐(オマエハ誰ダ、とエコーすること)のはずであるから、その届かぬ思いは「無意識的なもの」しか届かないということである。オイディプスが覗き降ろす水面には、あのSphinxが半人半獣の姿で現れ、「ミツバチのささやき」(V.Erice )の、あの、失踪した子供が覗き込んだ水溜まりの底からはフランケンシュタインの継ぎ接ぎの顔面が揺らぎ上がる。そして、Dracula がのぞき見る鏡には部屋が黙々と映っている!  意識が「無意識的なもの」を躱せない、腹話術とエコーがかかった奇形嚢腫の人形振りの、その、嘘以上の何か真実以上の何かの(すなわち宙に浮いた)霊的気配の次元減衰した断面が、蔽いかける眠気(Tolstoi の幼年期)、湧き上がって来るような再発(その少年期)、包囲・監禁する名声(その晩年)であり、三枚続きのTolstoi の青年期にも、この、守護するように脅かす霊的気配の別の解が(例えば、反語としての陰謀やユーモアとしての試練が)疫病のように猖獗して魘されるはずである。

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