碧空817 ethereal、暴れる影
817 ethereal、暴れる影
etherealは、実体としてエーテルが現実であるために落とす影が(なんと)関係であるのをうっかり見てしまうといったふうである。見られてはならない侏儒の活動は、しかし見られたがっている。夢が荒唐無稽に見えるのも、知られたくない意味や要請が(知られたくないままに)見えるまでに暴れているのを見てしまうのであるし、産屋に籠もった海神の女(トヨタマビメ)の「見てはならない」起原を(這ってうねりくねりする八尋わにを)夫の山幸彦(ホヲリノミコト)がこっそり見てしまうことは、本当は秘密を分け合いたいのにという恨みから何か復讐的なのである。
凡そDostoevskii 的なものは、ethereal、暴れる影、例えば、Messiah なら一体どんな影を落とすものなのか、そのグロテスクや反語的なものに肉薄する。


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