碧空839 頓馬な微笑の暴発、人工頭脳が笑う
839 頓馬な微笑の暴発、人工頭脳が笑う
面倒なことや混乱や危機の類を何でも微笑で回避するなり予防するなりして来た習癖から、微笑の人オブロンスキーは妻ドリイに浮気を問い詰められた時にも、「自動的」に微笑を浮かべてしまう。
(「アンナ・カレーニナ」Tolstoi)
この頓馬な微笑の暴発は、経験からして相手の敵意緩和や武装解除のための万能薬のはずの微笑の正体が実は思っているほどには技巧でも制御できる武器でもなく、発作に過ぎないことを暴露している。「発作的」な微笑を「意図的」な微笑と思い込んでいるうちにも「自動的」な微笑が影を落としていて、この「見てはならない」影が不覚にもまるで「自由意志」で迫り上がって来て唖然とさせるというふうなのである。
人工頭脳の暴走は、複合・零度の混乱に人工頭脳にも転移発作が起こるというふうだが、あるいはこの暴走が人工頭脳が笑うというようなこと、模写発作なのかも知れない。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home