碧空966 怪物の覚醒
966 怪物の覚醒
種の夢とは何か。この世のものの規定である。でたらめに見えるもの根拠も実体もないように見えるものもこの世のものであるから、凡そ感知されるもの思いつくものは種の夢に規定されている。
世界の終わりに出ないようにジェファソンに出る。このジェファソンは隠喩的であるだけでなく、潜伏した種の夢を埋め合わせるのであるが、隠喩的であることを打ち消して法則的、歴史的な遠近法に守護されている。本当の持ち主が接近して来て世界の終わりに蹲って守護する怪物と重なり合う、その振動の直前でタイム・スリップが偶然や事故やエラーのように中断してしまう、そうした零落を支えるために言葉や通貨といった媒体が覆い隠すこの世のものの媒体性、それが「試されている」気配の実体である。
疲労が労働に由来するかのように付帯状況的に遠心分離するのは労働の遠近法であるが、ジェファソンが労れるのは受身、自発、尊敬、可能が遠心分離する遠近法の、その崩壊、怪物の覚醒である。


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