碧空976 再登場の気配
976 再登場の気配
イロニーとユーモアは何も変わっていないのにユーモアとイロニーに変態するように、神話と再登場とタイム・スリップも、何も変わっていないのに変態して、しき波が打ち寄せる如くである。それは、paramorph なのかparaphraseなのか見極め難い。
神話の気はユーモア、再登場の気はユーモアとイロニーの間に振動し、タイム・スリップの気はイロニーである。衝動は抽象のままに出現し得ないし、具体のままにタイム・スリップし得ないし、再登場は微行(おしのび)じみている。トーテムと呼ばれる振動は、神話と再登場とタイム・スリップの区別がおかされている。その、受肉と復活は、paramorph なのかparaphraseなのか見極め難い。
ヨクナパトーファと呼ばれる瘢痕や傷痕は跡形もなく癒されてしまい、それはその、しき波のように打ち寄せる気が獰猛だからであるが、根拠に遡上するかに見えていつまでも起こりそうにない事件に遡上してしまう。現実の気配が消えないように予定調和的な現実の振りをする再登場は、まるで現実を移動する振りをして次元スリップの気配が消せないのである。それが、ユーモアとイロニーの気配である。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home