碧空1002 試されているような奇妙な記憶、奇妙な信頼
1002 試されているような奇妙な記憶、奇妙な信頼
運命が記憶を試されているような予約に変態することが倫理的な要請と期待の起原である。それは信頼であるが懐疑に覆われている。
家族写真の「無意識」は他の誰かの身体に発症して、他の誰かとなって想起する度忘れ状態、奇妙な記憶である。運命が偶然や間違いの振りをするのは、この奇妙な記憶の、献身の形式であるが、この、記憶を試されているような献身が、倫理的な要請と期待を根拠ある如くに見せかける。
配偶生活は給餌の身振りとその派生であるが、それは献身の儀式化、献身を根拠ある如くに見せかける。献身はmetamorphosis であるから、日々の給餌は試されているように奇妙な記憶を共にする奇妙な信頼なのである。
雌雄同体のウミウシは交接に際してペニスを自切するが、まるで貞操帯、交接栓であるかのように解釈する「無意識」は、受胎が盗まれているかのようなJunoの嫉妬の、その転移発作として発症している。受胎を共にする予約に変態して、その奇妙な記憶と信頼がピンぼけの嫉妬に覆われていることを隠喩的に映し出しているのである。


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