碧空1096 MOON WALK14(試されているような奇妙な意味)
1096 MOON WALK14(試されているような奇妙な意味)
世界には意味がある、というより、世界は潜伏する限りで、その広がる気配は意味なのである。世界の浮上の気配は落下の感じと区別がつかないが、これは意味が脅かされているのである。すなわち、世界が広がらないのである。しかしそれは、世界の消失や沈没ではなく寧ろ氾濫、顕在化なのであるが、秘されていて、世界を共にすることではない。他の誰かとなって話すように(予定調和的に)世界は広がっているのではないのである。
レーテの河を渡ることは、他の誰かとなって想起する献身と、他の誰かとなって話す器官の延長との間に振動している。世界は、秘されていることと予定調和的であることとの間に彷徨して、試されているような奇妙な記憶がうずくまっている。試されているような奇妙な意味が。


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