碧空1127 MOON WALK45(薄れゆく銅色の窓辺、薄れゆく銅色の深南部)
1127 MOON WALK45(薄れゆく銅色の窓辺、薄れゆく銅色の深南部)
ハイタワー牧師が回想するように瞑想する、薄れゆく銅色の窓辺の「いま」は、文法そのものである日常のいつの間にか移ろう瞬く間の拡幅なのではなく、北軍の駐留地を勇猛に襲って恐れを知らなかったというのに鶏小屋で鶏を盗もうとして後ろから鳥打銃で仕留められることになる迂闊な祖父との区別がついにつかなくなって(祖父に追いついて)宙に浮くのである。
それは、ハイタワー牧師が、殆ど白い(しかし)黒い女体を見分けて埋め合わせるというよりは、迂闊にも殆ど白い(しかし)黒い女体となって埋め合わせるmetamorphosis である。薄れゆく銅色の窓辺は、行方知れずになっていたトランクの中身(フロックコート)が瞬間移動して来て重なるための薄れゆく銅色の深南部なのであるが、何かまるで違う。(MOON WALK43、44)


0 Comments:
Post a Comment
<< Home