碧空1137 MOON WALK55(奇怪な生真面目振りの発覚)
1137 MOON WALK55(奇怪な生真面目振りの発覚)
Messiah の目じるしが難解を極めるのは、それが口元の白い傷痕や三つのホクロ(の存続)というようなものではなく、扇と小さな包みと大きな腹を抱えて歩く女体(リーナ)が、製材所で働く後ろ姿の男(バイロン・バンチ)がリーナの尋ねる男(ルーカス・バーチ)ではないと決断した瞬間に、この二分身が棲息する現在の生真面目な広がりとなって姿を晦ましてしまうからである。
究極のユーモアの気配は、この揺るがし難い生真面目である。それは発覚し難い。もう一人のJoe Brown がLucas Burch の変名であることは口元の白い傷痕から発覚するとしても、現在の生真面目な広がりの(すなわち、雌雄異体の気配のおかしいぐらい奇怪な生真面目振りの)発覚とはまるで次元が違う。(MOON WALK54)


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