Saturday, November 25, 2017

碧空1138 MOON WALK56(本能ではないかのように浅ましがる)

1138 MOON WALK56(本能ではないかのように浅ましがる)  雌雄異体の気配の生真面目振りは究極のユーモアなのか。  この世は、世代交代でしかなく、光源氏の物語の本能は、遠近法に包まれた光景をズーム・アップすることの、その(のぞき穴の)「壁に写る影」が猛禽類の鳥瞰であることの発覚と(同時に)ズーム・アップして写真のように凍結した光景が(時制の遠心分離に包まれて)事前、事後の分厚い全背景を代表しているのに解離していることの発覚とが重なり合って、雌雄異体の気配の広がりを生真面目振りにするのである。こうした世代交代の不思議な圧力の深さの気配を本能ではないかのように浅ましがる光源氏は、あはれがることを習性のようにして、それが何か奇妙にもユーモアじみるのである。

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