碧空1147 MOON WALK65(断面としてのFaust、断面としてのMephistopheles)
1147 MOON WALK65(断面としてのFaust、断面としてのMephistopheles)
Faust の焦燥は、折角見分けたMephistophelesが公然としないことである。
それは、フラスコのなかのHomunculusの焦燥に合致する。Homunculusは透明なフラスコと透明な形とに転移交叉的に展開しても鏡像にならないように、魂も同然の履歴改竄、履歴改竄も同然の魂は、姿をすぐに変えて逃げてしまうMephistophelesとFaust の魂とに分割されて、Faust が鏡に面してもMephistophelesが映るというのではないが、不覚にも「壁に写る影」はMephistophelesなのである。 ところで、この、自由、孤独、思考が代表する魂と、この、呼び出されなけれは成らない魂との差異は、エネルギーの差というより、脱皮する振りをする魂が次元減衰した断面の差、Faust は姿を現わしてMephistophelesを映し出すが(従って)Mephistophelesは姿を隠して(場所となって潜伏して)Faust を映し出す、といった次元跳躍の断面の差に対応している。断面としてのFaust は姿を現わして鏡であるが、断面としてのMephistophelesは姿を隠して鏡なのである。
ところが(というより、従って)Mephistophelesが映し出したFaust は、自由、孤独、思考が代表する魂の振りをするが、それはFaust がMephistophelesを映し出して履歴改竄するからである。


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