Saturday, December 16, 2017

碧空1152 MOON WALK70(山羊脚の症状、双子のトリック)

1152 MOON WALK70(山羊脚の症状、双子のトリック)  Christmas はずっと何か半覚醒なのである。それは山羊脚の症状で、大あくびをかきそうなのにこらえているというよりは、他の誰かの身体、あの最初の孤児院で居合わせた、何のためだろうと思うように(しかし)もっともらしく登場する清教徒と女の間の栄養士の顔面にあくびが顕れたために度忘れしているというふうで、あるいは青と灰色の間のMisss Burdenの口唇にあくびのような祈りが顕れたために代わりにMiss Burden の生首をかくというようなのだ。あまりに本当らしく、あまりに本当らしいのはまるで罰を受けて埋め合わせたとでもいうようで、いつまでも善にならない邪悪の症状が何か強情なのである。  他の誰かとなって想起する献身、殆ど1(しかし)いつまでも1にならない輪郭喪失の、その山羊脚の症状が(秘密の履歴改竄が)双子のトリックの起原である。  こうして、何か全てを知っている運命、生命の運用は山羊脚の症状で、この世は(種の夢は)個が脱け出せない奴隷制のような監獄の広がりで、その誰のものでもなさが個を脅かす。太古から打ち寄せる重波の、その思いがけなさがあまりに本当らしいのでまるで罰を受けたとでもいうようにその奴隷制の持ち主ぶって埋め合わせようと駆られる。  オイディプスもずっと何か半覚醒なのである。運命の成就の、その即興的な具体性はオイディプスに属していて何かエラーか(さもなくば)不正じみているが、オイディプスは運命が間に合わせていて運命に服従している。つまり、その思いがけなさがあまりに本当らしいのは予期されていてずっと知っていたからであるが、まるで罰を受けるかのようにオイディプスが運命の本当の持ち主であるといった気になってしまう。疫病を惹き起こした犯人が犯人を探す王となって想起する献身は、次元跳躍して覚醒する運命が遠近法に包まれて顕れる山羊脚の症状で、それが気休めに双子のトリックに屈折するのである。

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