Saturday, December 23, 2017

碧空1157 MOON WALK75(自由の影の受肉)

1157 MOON WALK75(自由の影の受肉)  Christmas はいつも、何か全てを知っているもの(an agent)に導かれるように忍び込む。脱け出したはずなのに玄牝の闇に連れ戻されるのである。「自由、孤独、思考」が壁に写す影が「狐憑き、類、生首」であることの葛藤は、extra terrestrial に寄生される、乗っ取られるといった夢想や、母体が娘となって想起する献身や、殆ど白(しかし)いつまでも白にならない黒といった混合種に屈折する。  Christmas はあくびをかかねばならぬ。しかし口を目いっぱい引き伸ばすのではなく、身体を分身するまでに引き伸ばしてMiss Burden が二人いるかのようになる。殆ど灰色(しかし)いつまでも灰色にならない青、殆ど女(しかし)いつまでも女にならない処女といった混合種は、殆ど「自由、孤独、思考」(しかし)いつまでも「自由、孤独、思考」にならない「狐憑き、類、生首」の屈折である。処女と「狐憑き、類、生首」の矛盾こそは、自ら自らの祖先になるOLD MISSである。  檻のなかでしか、すなわち形式、命令、種の夢のなかでしか自由は出現しない。この半覚醒の魔術(遠近法に包まれた遠近法の崩壊)を、Christmas はあくびをかくこと以て模写し、Miss Burden の生首をかくことを以て受肉するのは壁に写った自由の影(「狐憑き、類、生首」)である。受肉した生首は何か唐突で、時間の中止で、「私」ではなく、しかし薄気味悪く迫る自由の剥奪、「私」の剥奪がMiss Burden の生首に顕れたために、Christmas は(あるいは自由の影が)自由の振り、「私」の振りをしていられるのである。

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