Friday, December 29, 2017

碧空1161 MOON WALK79(究極の混合種、哺乳類の気配)

1161 MOON WALK79(究極の混合種、哺乳類の気配)  Miss Burden に身を窶した黒い牝のSPHINXが人知れず待ち侘びるように守護していたのは、本当の持ち主が接近すると処女と「狐憑き、類、生首」の矛盾を媒質にして屈折、覚醒するはずの(本当の持ち主の)鏡像、自ら自らの祖先になる究極の混合種の鏡像である。  一体、SPHINXの問掛けの解答が人間であるとしても、その(言葉になった)暗示は人生の諸段階を何処か極で越えて、自ら自らの祖先になる何処か極に及んでいるのであるが、オイディプスの場合、この天空のmysterium は、犯人を探す王が犯人になるといった地上のミステリ(双子のトリック)に屈折してしまっている。ムンクの「叫び」のように、隠れなさに(不気味な監視の気配に)目を瞑っても目が位置異常をおこして目一杯に口をあけた叫びの、その鏡像が、悪疫が猖獗する景色に写り込んでいるのである。それは、カイン(nowhere to hide )の身分証明写真である。  ソクラテスの場合は、他の誰かとなって想起する神通が、遠近法に包まれた地上の認識に屈折して半覚醒であるが、Jesus Christの場合、その釘づけの狐憑きの展翅は、自ら自らの祖先になる究極の混合種が覚醒しているのか、接近する本当の持ち主の鏡像の覚醒をヨハネのように待ち侘びているのか、区別がつかない。  しかし、その沈黙の暗示が人生の諸段階に留まるはずはないにしても、究極の混合種が他の誰かの身体に顕れているために、時制が遠心分離していつの間にか移ろう日常性や奥行のような哺乳類の気配が気休めにもなるのである。(MOON WALK78)

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