碧空1168 MOON WALK86(何処でもないユートピアの発覚)
1168 MOON WALK86(何処でもないユートピアの発覚)
1=0.9 ・・・は、割り切れるのに割り切らないのであるが、それは抵抗や増長や怒り、あるいは恐れからでも面白半分からでもなく、へりくだる個も冒されるような謙譲からである。
それは、自ら自らの祖先になることの可能・自発・受身・尊敬を数式にして、運命が時間に変装することの抽象であり、1は予期としての問を0.9 ・・・は予期に矛盾しない具体としての解を代表し、変装とは等価、等価という反復は思いがけない変装だ、ということである。何か間違っているように他の誰かとなって想起する献身から脱皮するようにして、何か間違っているように時間は進むのである。
こうしてCHRISTMAS もHIGHTOWER(「Light in August」W.Faulkner)も、その、迅速にというのでもなく終にというのでもなくいつの間にか移ろう時間のもの凄い突進は、只管遡上、HIGHTOWER とは、CHRISTMAS が追い詰められて物蔭に身を潜める光景(世界の終わり)がそうであるように、古いトランクのなかに奇妙な混血種を見つけた屋根裏部屋と、馬蹄の轟と黄昏が迫る窓辺との間の距離も時間も揮発した何処でもないユートピアの発覚である。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home