Sunday, March 25, 2018

碧空1218 MOON WALK136(おぞましさを遁れ得ない何か人知れぬ恥辱)

1218 MOON WALK136(おぞましさを遁れ得ない何か人知れぬ恥辱)  おぞましい形相と恥辱が身に覚えがないかのように不随意に振る舞えることこそは、人のいい、どこにでもいるといった平均性に溶け込む擬態の、不随意の防衛能である。同じようにして、魂が物に、あるいは場所に、あるいは意味やしるしといったおぞましい形相に不随意に姿を変えられて身を潜める恥辱が身に覚えがないように、魂は四つの署名に次元跳躍する。  場所となって身を潜める(と同時に)この世のものを現し出すようにしてのぞくことが、不随意に客観に転写されることの遠近法である。この遠近法に防衛されて、場所をのぞくためには場所を現し出す意味(恐らくは時間)となって身を潜めなければならないし、意味(恐らくは時間)をのぞくためには意味(恐らくは時間)を現し出すしるしとなって身を潜めなければならない。物となって身を潜めなければならないのはしるしをのぞくためである。  取り返しのつかなさが埋め合わせるmetamorphosis は他の何かとなって想起する(従って想起することにはならない、想起の頓挫である)が、他の何かとなっても想起してとり返しのつかなさを埋め合わせるのが擬態、である。OLD NICKの気配とは、魂が化けて出るという方法でしか形相を現わせないおぞましさである。それは四つの位格に次元跳躍するに過ぎないがまるで変幻自在であるかのように見せかけるのは、metamorphosis にしても擬態にしてもおぞましさを遁れえない何か人知れぬ恥辱からである。

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