Sunday, April 01, 2018

碧空1223 MOON WALK141(秘宝の一卵性分割、葛藤の再発)

1223 MOON WALK141(秘宝の一卵性分割、葛藤の再発)  地図に記された「The Sign of the Four」(Conan Doyle) は、他の誰にも見えない(固定観念としての)秘宝に獅噛みつき、巻き込まれ、本当の持ち主が接近する限りで光り出すはずの宝が、煉瓦を外した奥処に、屋根裏の隠し部屋に、テムズ河の水底に、と隠し場所が次々と移動するかの如くして(実は)いつまでも客観に転写されないで翻弄されることの前触れである。他の誰かにも見えるように発見されるために身を潜める意味が(身を潜める四つの位格、四つの署名、四つの次元が)身を潜めないために、極端に私的に凝った固定観念がニュートリノのように霧深い倫敦を突き抜けてしまうのであって、そうした検出し難い私的価値の痕跡の暗示なのである。  ところでこれは、Hegel 氏とKierkegaard 氏が抱き竦められる洞窟の遠近法と没交渉ではないのだから、教師と弟子の間が決壊して伝達が揮発しないように、GoetheはDoyle を通してHolmesとなって想起するのではなく、洞窟の遠近法に包まれて、ゲーテがこう教えているとドイルを通してホームズはワトスンに伝えたとワトスンは伝える、というふうに再発する。  その教えとはこうである。  洞窟の遠近法は、Jekyll氏(Hyde氏)を素材にしてHegel 氏とKierkegaard 氏に分割する。  しかも、この二つの解の素材は(同時に)二つの解の形式でもある。つまり、この一卵性分割は、岐れた先で葛藤が再発し、本当の弟子が接近すると光り出す秘教・秘伝を客観に転写するために身を潜める影が四重の位格となって次々と(しかも同時に)浮かび上がろうとするMOON WALK なのである。(MOON WALK114「自ら自らを追い越す症状が客観に転写される」)

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