碧空1227 MOON WALK145(本当の語り主の接近)
1227 MOON WALK145(本当の語り主の接近)
遍在する窃視が客観に転写された状況を現し出す場所(subject )が玉座であって、それは、本当の持ち主、本当の語り主が接近しなければ光り出さない。光り出すのは、場所の場所(のぞき穴)となって能所が解離しないからである。本当の持ち主となって受身、自発、可能、尊敬が収斂し、本当の語り主となって所有格、主格、目的格、同格、比喩が遠心分離しないのであるが、この「本当の」とは、気休めとしての真偽の区別がおかされるのである。本当の語り主は場所となって身を潜めるのではなく、場所の場所となって身を潜める場所が何処にもない。すなわち、遍在とは、寂漠である。


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