Monday, April 09, 2018

碧空1228 MOON WALK146(何でもない!)

1228 MOON WALK146(何でもない!)  死体や症状には場所が身を潜め、場所には犯人を探す王や精神分析する王が潜む。主体は二重に身を潜める。こうした主体(奇妙な情熱)を数式にすると、1=0.9 ・・・、1と0.9 ・・・が解離する限りで個々の犯人は不可解なブラウン運動をするが、その予想し難い私的価値の平均値は、乾燥の危機に際して続々と結集したアメーバが一つの生き物のようになって移動し始めるように、一つの生き物のようになった落下である。  媒体としてのこの世のものは思いがけない個の突出であるが、場所が物を現し出すのは、二次的媒体(器官の延長)として個の難度をゼロ化するのである。この、個の突出を罰する一般化は、環境に同調することとしての模倣であるが、この環境には種の夢が潜むのである。アメーバが一つの生き物のように移動(あるいは落下)するのは、個の難度がゼロ化して「種の夢」が移動するのである。  この「種の夢」は、環境に身を潜める種の夢(すなわち環境の最終状態としての意味)ではなく、意味の意味、意味に身を潜めるしるし、個体(物)としてのアメーバの前触れである。  場所の場所となって身を潜める場所が何処にもない、その(宙に浮く)隠れなさは、身を潜める場所が意味の振りをするからであるが、同じようにして身を潜める意味はしるしの振りをして宙に浮く(何でもない!)。  この「何でもない!」は、問(種の夢)の目じるしであるにしても、問の揮発である。

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