碧空1279 MOON WALK197(隠喩が光る)
1279 MOON WALK197(隠喩が光る)
道は(導くものの一つの解としての個々の道は)忽ち失踪して括弧憑きの「道」に変装して解明されたがる。つまり、それは忽ち奥行となっていざなう問としての(可能性としての)「道」なのであるが、解としての道の振りをして器官の延長の如く変装して(暗示にかかったように)現実性と遠近法に包まれるのである。
こうした、現実性と可能性との区別がおかされる振動が、隠喩の魂である。人生の黄昏、終わりの一つの解としての黄昏が忽ち奥行を包蔵した問としての(夢のような)「黄昏」に変装して人生の終わりの振りをして迫る気配は、人生の終わりと黄昏の間が決壊した実体の揮発である。この二重性が、光る隠喩の目である。


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