碧空1282 MOON WALK200(「道を失った旅人が見る北極星や巡礼が見る奇蹟」)
1282 MOON WALK200(「道を失った旅人が見る北極星や巡礼が見る奇蹟」)
とり返しのつかなさを埋め合わせる犯人(原因)の特定は,そもそも身代わりの羊の選定である。真実が問われているかに見えて、埋め合わせることが問われているのであるが、真実が問われているかに見えるために、真実が埋め合わせるかのようにとり違えられるだけでなく、まるで真実は一つであるかのような(誤解とは言わぬまでも)錯覚がかかかるのである。
後れて来る主体にとっては、真実は、それが幻影じみていても道しるべになる。真実の気配は何か真実は一つであるといった奇妙な信仰であるが、とり返しのつかなさを埋め合わせる。しかし本当に一つなのだろうか。
「道を失った旅人が見る北極星や巡礼が見る奇蹟」のように、真実も異性も道標あるいは道として現われ、導く。しかし、本当に北極星は一つなのか。(二つ出る!)狢の月のように二人出た!ということはないのか。見初めるということは、二人出た!ということではないのか。
それは、複数ということではなく、一と二の区別がおかされた光である。


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