Saturday, August 04, 2018

碧空1306 MOON WALK224(場所の覚醒、真空の気配)

1306 MOON WALK224(場所の覚醒、真空の気配)  廃墟に分け入っていくように、ひねもす寄せては返す海辺に出るように、跫音の本当の持ち主がどこからともなく接近する不安は、場所の潜伏に面して場所が覚醒してしまう無関心である。後れて来る主体の関心が届かないのである。  場所の覚醒は、単に関心が届かないもの遠さ、真空の気配だけでなく、誰でもなくなるのに被狙撃、被認識なのである。それは、誰でもないことになるのだろうか。  廃墟に分け入っていって、鏡であると同時に鏡像であるような真空に出るのは、二重位格が解離する超絶技巧の疲労、引き裂かれたような癒着が隠喩的にも提喩的にも客観に転写されないのである。この真空の気配、無関心は、客観とは何かまるで違う。

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