碧空1310 MOON WALK228(反キリストの到来、改竄)
1310 MOON WALK228(反キリストの到来、改竄)
物語ることは、二重位格の再発、去ると同時に留まる中間の湧出を漠として模写している。それは、反キリストの到来のようなもので、器官の延長が媒体性に解消するのを見届けるが、その感慨は、誰と入れ替わったのか分からないということである。暴かれなさは、復活がこの世のものになることの代償であり、「私」が他の誰かになるまで器官を延長するからである。
物語ることは奇怪である。奥行が深まるようでいてそうではなく、何かが覚醒するようでいてそうではない真空の気配に感慨無量になるのであるが、何か癌のように改竄じみていて、癌のように放浪し、あるいは打ち寄せる海のように書き換えられている沈黙なのである。


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