碧空1313 MOON WALK231(気味悪がるキリスト)
1313 MOON WALK231(気味悪がるキリスト)
雌雄異体の魅力は、異端審問と異端の敵対性に於いては暴力に改竄され、聴罪と告解の秘密性に於いては秘密を分け合うために毒を盛るような陰謀に改竄される。
かぐや姫が地上に降りてみると来るのが早過ぎたように(あるいは遅過ぎたように)のたうつ蚯蚓の姿をしていて、隠喩の情熱から一変して蚯蚓はノウゼンカズラになる。蚯蚓、ノウゼンカズラをかぐや姫が気味悪がるのは、その正体を失う恐れなどないのに後れて来る恐れすなわち怪物だからであり、オマエノコトナンダゾ!と恐喝するからである。
かぐや姫が求婚者に難問を課すのも、本当の姿(雌雄同体)を失う恐れなどないのに後れて来る恐れからである。「道成寺」の、あの修行の若僧が、踊る女が腕を振り上げると腋に鱗がのぞいているのを見て逃走を開始するや忽ち女が大蛇に変じて追跡するのも、雌雄同体がオマエノコトナンダゾ!と恐喝するのである。
同じようにして、キリストが地上に降りてみると来るのが早過ぎたように(あるいは遅過ぎたように)のたうつ蚯蚓の姿をしていて気味悪がるのである。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home