碧空1336 MOON WALK254(何か絶妙な無自覚)
1336 MOON WALK254(何か絶妙な無自覚)
因幡の素兎の、オオクニヌシの顔の上を去ると同時に留まる寄生は、脱け出したかのようにするために序数を基数に変換する。それが、中間を突破するために大鰐を並べて数えることである。
しかし変脱した赤裸の素兎は、オオクニヌシが身を窶して通りかかる傍視によって仮初めではあっても暴らさまな現実であるが、エラーであることに無自覚なのである。この超絶技巧である傍視は、隠れなさに面して(狼狽から)転移発作として傍視するのであり、後れて来る物質が鏡(この世のもの)であることから鏡像(この世のもの)に反転、変脱することに、と同時に、後れて来る主体の孤独がエラーであることに無自覚になるのである。
すなわち解離であるが、それは、何も変わっていないのに取り替えられてしまっているような激変(解離しない、や擬態疲労)を躱すかのように、個と種の間を、あるいは孤独と隠れなさの間を、涌き上がる中間を以て(基数が序数に変脱して)媒介するのである。それは太刀の、脆弱性と強靭性の間に波立ち、激変を避けるために漸を以て媒介する沸きや匂いのように何か絶妙なのである。


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