Thursday, September 27, 2018

碧空1341 MOON WALK259(ヨハネの生首の超絶移動)

1341 MOON WALK259(ヨハネの生首の超絶移動)  ヨハネの生首に面して「飽かぬかも」というような目が離れなくなる麻痺は、そこで怒っている唐突な、意味不明の断絶である。  首実検のために大皿に載せられたヨハネの生首がヨハネを代表して、その、全体の振りをするはずのヨハネの生首がプラナリアのようには全体を再生しない麻痺と沈黙は、種を映し出すはずの個が種を再生しない断絶の怒っているような隠喩なのである。King-Kong が怒っているように超絶移動するように、ヨハネの生首も超絶的に宙に浮く。それは、「飽かぬかも」というように打ち寄せる敷浪が嫉妬するように、客観に転写されあぐねている。  マリアのもう一つの仕事は、ヨハネの生首の超絶移動を孕むことである。通りかかる処女性が問としてのKing-Kong の解であるように、問としてのヨハネの解はヨハネの生首である。その、怒っているようなmetamorphosis は単に切断されて胴体と分かれたヨハネの一部なのではなく、通りかかるのをヨハネが待ち侘びていた船が無人島を孕むのであって、それが、ヨハネの生首の超絶移動なのである。

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