Thursday, October 04, 2018

碧空1346 MOON WALK264(疾しいように隠喩のように騒ぐ)

1346 MOON WALK264(疾しいように隠喩のように騒ぐ)  生殖の味わい、捕食の味わい、というように、関心が騒ぐその面白味を同じ「味わい」という言葉が兼ねるということは、捕食の方が優越しているかに見えてそうではなく、生殖は捕食から全質料を使い尽くして羽化する変態のようなものなのである。捕食のために個を越え出てしまうまでに器官を延長するのである。  清少納言は旺盛な捕食の段階にある。何もかもが湧き上がるように面白く、関心の(喉元まで上り詰めて来て、疾しいように隠喩のように騒ぐ記憶の)具体化作用はおかしいぐらい思いがけなく、味わい深い。それが生殖の段階に鬱勃と羽化するには、雷電をアースしない個と種の間の摩擦、隠沼やあはれ、スリルに出なければならない。それは、断絶、激変を漸を以て緩和、媒介する移ろいではなく、断絶、激変である。  この変態は、生首が居る犯行現場に舞い戻る、というふうだ。あるはずの戻るべき場所が、疾しいように隠喩のように騒ぐのである。漠とした隠喩だから、這う蔓植物が絡みつくように覗きに戻るのであり、有毒、邪悪な犯行現場が仮に馬蹄形であるとして、それは模写発作だろうか、転移発作だろうか。

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