碧空1366 MOON WALK284(その発見はふしぎな嫉妬に包まれる)
1366 MOON WALK284(その発見はふしぎな嫉妬に包まれる)
究極の奇形Jesus Christが覗いてはならぬ禁忌であっても繰り返し引き返してのぞいて見ずにはいられないように、密林に消えたサウル・スラータスあるいはマスカリータの究極の彷徨(その、飼っているオウムがマスカリータ(小仮面)と名づけられているために、そのオウムが連呼するマスカリータがオウムになるまでに輪郭を喪失する奇形)は、誰もいない部屋を鏡が呑み込んでいるようなもので何度も引き返してのぞいて見ずにはいられない。
M.V.Llosa 「の」(その、主格、目的格、所有格、同格、比喩の区別がおかされた)ズーム・アップとは、語り部マスカリータに光背となってかかるオウムがトーテムであるように、小仮面マスカリータはM.V.Llosa にかかるトーテムじみたゴーストであるという衝撃である。しかも、このゴーストじみたトーテムを高速度撮影で発見し、スロー・モーション再現するM.V.Llosa を、語り部マスカリータは探しているようではない!ので、その発見は、ふしぎな嫉妬に包まれる。
語り部の野心は、そのようにして虚構の気配を消すことである。しかも、高速度撮影の(虚構の気配を消した)発見は、ふしぎな嫉妬に包まれてスロー・モーション再現する限りで、目配せなのである。


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