Sunday, November 11, 2018

碧空1371 MOON WALK289(見てはならない世界の終わり、見たことにはならない世界の終わり)

1371 MOON WALK289(見てはならない世界の終わり、見たことにはならない世界の終わり)  遠近法を鎧ってそこのない気配を問うことは手段を誤っているように、不意の遠近法の崩壊を、後れて来る主体は現実にできない。それは、現実とは何かまるで違う。この、ゴーストとモラルの間の断絶をつぐなおうとするように、「私」というものを脅かす世代交代、言葉(の意味)を脅かす注釈や隠喩や反語、貨幣(の価値)を脅かす金融、地位(の権力)を脅かす新陳代謝がある。  こうした奇妙な増殖は、単に妥当要求に出ることに過ぎなく、約束のしるしの覚醒には改めて届かない。妥当要求と種の夢の間の断絶は、見てはならない世界の終わりのようなものである。というより、この世のものの最終状態の想起、あるいは、自発との区別が堪えられない受身、可能、尊敬を集摂した救世主「の」目撃は、見たことにはならない。  世界の終わり「の」目撃は、誰もいない部屋を鏡が呑み込んでいる如くである。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home