碧空1392 MOON WALK310(いきなり連れ戻されるような咆哮)
1392 MOON WALK310(いきなり連れ戻されるような咆哮)
Tolstoiiは、顔を回す、という奇妙だが静かでそれともない身振り発作を報告しているが、それはまるで顔を回している間に本当の顔が見つかるとでもいうようなのだ。
しかしこれは、場所となって潜伏した幻主機関に感じてその抽象を顔面に転写しようにも顔が見つからない、というより顔にならないのである。環境に感じて同じ貌になっていた、その環境や貌とは別次元の場所に感じて同じ貌になる、その別次元の見知らぬ貌が何か試されていて狼狽、当惑して、「私」や自由を追求するともなく、というより追求などしていないのにいきなり頓挫するのである。この見知らぬ貌は、「私」や自由とは断絶しているのにまるで連れ戻されるように強迫するからである。
運命に拉致されるように連れ戻される「私」や自由が、いきなりの頓挫から、顔を回すのである。それは、物語ることにも及ぶ。彷徨っている間に本当の顔になるというのではなく、見知らぬ貌が何か試されて、いきなり連れ戻されるような咆哮になるのである。


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