Monday, December 17, 2018

碧空1395 MOON WALK313(壁に写るコミュニストの影、婚姻色としての赤い細胞)

1395 MOON WALK313(壁に写るコミュニストの影、婚姻色としての赤い細胞)  種の夢が蛆も同然に「私」に到来する葛藤の戦慄から傍視していられる装置が昭和天皇であるように、Big Ben の大音聲は、誰と入れ替わっているのか分からないDraculaの潜伏の、その戦慄を度忘れしていられる装置であると同時に、倫敦の喧噪や濃霧を集約した、その過冷却状態の世界の終わりに感じて、蛆も同然の倫敦市民がBig Ben の咆哮に一気に膨れ上がって一気に収縮するヴィクトリア朝的な力の眩暈と殺到を誘発する。  一体「ラ・カテドラル」(M.V.Llosa )が集約した混乱のペルーに、コミュニストはいるのか。党は存在するのか。それは何処にいて、どういう姿をして、どのように現われるのか。徐々にか、いきなりか、壁に写るコミュニストの影は秘密警察の姿をしてはいないのか。コミュニストであることを暴らさまに証明する試煉は、そうではないとは逆らえなくする神秘なのか、それともそうではないとは打ち消し難くする密告や拷問なのか。  それは、Messiah やDracula の発見のように、のぞくように、壁に異類の影を写しているのを覗き見るように誘惑する。この誘惑は、個が全体を代表すると世界は終わるのだから、半陰陽が解離しないように誘惑するか、半陰陽が解離するように誘惑するかであるが、コミュニズムや、その理論武装や非合法活動といった興奮が(石斑魚がアカハラになるように)婚姻色になってしまうのは、半陰陽が解離して現在が過冷却状態で広がるように誘惑されたのである。

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