碧空1396 MOON WALK314(魂を売る、ということ)
1396 MOON WALK314(魂を売る、ということ)
一体、壁に写る影がMephistophelesであるようなFaust が魂を売る(引き換えに出す)とは、どうすることなのだろうか。壁に写る影が秘密警察であるようなコミュニストが魂を売るとすれば、それは一体どうすることなのか。
それは、Alien が場所となって潜伏するように場所となって潜伏したMephistophelesや秘密警察が、後れて来る主体となって、過冷却状態の現在が広がることである。Jesus Christの如きもどかれないゴーストから「私」や今といった直接性の振りをするモラルが解離して、深淵が中間性で干拓された水溜まりに深々と映った青い空に長靴を穿いておそるおそる踏み込む、というような懐疑に感染してしまうのである。
こうして、Jesus Christの壁に写る影が(場所となって潜伏して)骨と肉から成るユダとなって後れて来ることが魂を売ることであって、魂を売ることが、誤る危険を冒すまいとして中間性に冒される懐疑なのである。干拓事業に嵌まり込んだFaust は、結局は、懐疑を呼吸してもどかずにはいられない。


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