碧空1416 MOON WALK334(魅(ばか)されるような叫び)
1416 MOON WALK334(魅(ばか)されるような叫び)
「黄色い雨」(J.Llamazares)の冒頭には、「審判」(F.Kafka )でKにとっくに進行していたのにほんのちょつとした袖が触れるような刺激で唐突に剥き出しになった、ノゾキ穴ガ盗マレテイル!ということが、遍在する窃視に昇華する、その中間の段階が記録されている。
それは、アイニェーリェ村が現実であるために潜伏する場所(種(問))が、後れて来る主体となってアイニェーリェ村に(質料化して)潜むと同時にアイニェーリェ村へ降りていく大蛇のような山道となって導くように迫るのである。
Kを脅かして迫る気配は、Kが後れて来る主体の質料化であることを無自覚に知っていて、暴らさまであることである。つまり、Kは媒体性に被曝していて、その魅(ばか)されるような叫びが、ノゾキ穴ガ盗マレテイル!なのである。


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