碧空1423 MOON WALK341(ルクレシアの「すすり泣くような小水」M.V.Llosa)
1423 MOON WALK341(ルクレシアの「すすり泣くような小水」M.V.Llosa)
のぞき穴の向こうが世界の終わりであることは、何かぞっとするような絶対の気配であるが、それは、この世のものとこの世の区別がおかされるているのだから、後れて来る主体ものぞき穴の向こうで場所となって抱き竦められる。擬似半陰陽がのぞき穴の向こうにルクレシアの「すすり泣くような小水」となって転生するのは、この、途中までしか来ない主体が後れて来るかのようにすすり泣くのである。
それは、世界の終わりのもう一つの症状であるが、このようにして「すすり泣くような小水」は、世界の終わりがそうであるように、既視感であるはずだ。
既視感は後れて来る主体の反直観的経験なのではなく、途中までしか来ない主体の、場所となって抱き竦められる気配である。それは、後れて来る主体の反直観的経験として伝達されるかのようにして、解が問のように(これから届くというように)振る舞う。


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