碧空1467 MOON WALK385(羞恥、物語の羞恥)
1467 MOON WALK385(羞恥、物語の羞恥)
目の位置異常と胃袋の位置異常の間の、その関係は「つまり」なのか「しかし」なのか分からない。それは、世界の終わりと世界の終わりが引き伸ばされている関係の、その変態である。
この、何も変わっていないのにとり替えられてしまっている変態は、他の誰かとなって想起する献身に移っては、後れて来る主体と後れて来る主体が途中までしかやって来ない関係の、その腹話術である。
この、胃袋の位置異常が雌か雄かを演ずる擬似半陰陽の羞恥であるのは、それが空腹なのではないかという疑念である。神託、魔法、腹話術、推理、精神分析の系統発生を貫通して、少女たちが怪談、うわさ、不安の特異な媒体である如くに、羞恥とは意わず大声を出して抑えつけたくなるように羞恥自身が疑わしく、制御不能で、まるで羞恥の身体があるかのように収縮したくなるのである。
悪を打ち消そうとすると益々悪を増幅させてしまう動転を痙攣的に模写する発作である憤怒、恐怖、悔恨とは違って、羞恥は羞恥自身を打ち消そうとして益々羞恥が増幅してしまうのを膨張や収縮を以て模写する発作である。つまり、羞恥は自身に先立つ。
羞恥が模写するのは、問と解が可逆的に自身に先立つことになる変態である。従って、神託、魔法、腹話術、推理、精神分析の系統発生は可逆的で、物語の羞恥というようなものが漂うことになる。


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