碧空1479 MOON WALK397(どもる最後の一羽)
1479 MOON WALK397(どもる最後の一羽)
最後の一羽は世界の終わりにしか出現しない。世界の終わりが引き伸ばされないために、すなわち世界が終わっているために不断に突き進んでいるのに硬直、静止して見え、不断に喋りまくっているのに押し戻され、吃音に聞こえる。
それは、金縛り状態である。命令が具体的な一つの解として服従の運動に次元跳躍するのではなく命令の運動になってしまう空回りと焦燥、種の夢(問)が種の夢を映し出すこの世のもの(解)になって場所となって潜伏するのではなく、場所がこの世のものを映し出すように問と解が解離、反転するのではなく、後れて来る主体が途中までしかやって来ない焦燥、「LITTLE NURSE」(Mentholatum )状態のような世界の終わりの断面は、どもっているのである。
教えるJesus Christの復活も、仏法伝来を尋ねれば宙に浮く天竺も、どもらずにはいない。祖師と弟子の区別の、種と個の区別のおかされた擬似半陰陽の最後の一羽は、世界の終わりに居合わせる誰かを引き伸ばされた世界の終わりに探すが、その、丑待ちの鏡をのぞき込むスリルのような誰カガイルハズダ!という予期、焦燥、吃音と、丑待ちの鏡をのぞき込んでぞっとする誰カガイル!というような気配、届かなさ、沈黙との間は、小さく小さく(まるで、ズーム・アップするように)縮むというようなのである。


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