碧空1485 MOON WALK403(異性を映し出してしまう丑待ちの鏡)
1485 MOON WALK403(異性を映し出してしまう丑待ちの鏡)
異性を映し出し、種をあるいは別の種を映し出す丑待ちの鏡は、何よりも新しく何よりも年をとった「今」というものの質料化であり、「今」を映し出す暗喩である。「LITTLE NURSE」状態は、その問と解の関係が全体と部分の関係に転位した幾何学的吃音、「飛んでいる矢は止まっている」や業は種と個の関係に転位した運動的吃音、拈華微笑や殺祖は祖師と弟子の関係に転位した伝達的吃音、あるいは金縛り状態である。
「私」というものも、何よりも新しく何よりも年をとっている。小さく小さく(まるで、ズーム・アップするように)縮むのであり、暗喩として「私」を映し出す丑待ちの鏡は、後れて来る主体が途中までしかやって来ない効果である。
具体としての「今」も「私」も媒体であることは、丑待ちの鏡が「今」も「私」も暗喩として映し出すが、具体としては打ち消してしまって真に迫るのではなく、異性や種や、全体や祖師を映し出してしまってぞっとするように薄気味悪く迫るのである。


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