碧空1491 MOON WALK409(ゼロの恥辱の質料化)
1491 MOON WALK409(ゼロの恥辱の質料化)
ゼロのような穴を掘ってシャボン玉のように韜晦するゼロの恥辱とは、小さく小さく(まるで、ズーム・アップするように)縮んでのたうつ蛆やミミズのようになって、自由、孤独、思考を脅かす媒体性の、その変装の一つである通り魔に逢うように真空に出るmetamorphosis である。逆に通り魔になって世俗を脅かす症状や表現としての(ゼロから藻掻きでようとする)個の犯罪とは、この恥辱を打ち消すように擬装して自由、孤独、思考を脅かされまいとする韜晦である。疾しさとは、打ち消されて潜伏したゼロの恥辱である。
置き去りにされた永山則夫へと呼び出す声が打ち寄せる網走の海や帽子岩や観音のような相貌と気配でつかの間おおいかけたとしても、それは殴り掛かるようにして輪郭を(自由、孤独、思考を)励起することの変奏に過ぎないように、放浪の民に盗まれた赤ちゃん(後のエスメラルダ)の身代わりに置き去りにされていたカジモドの、何か生き物らしいが犯罪じみた奇形性も殴り掛かられるように呼び出しを啖らっているために混乱して、それ自体ゼロの穴を掘っているのである。それは疾しさそのもの、ゼロの恥辱の息衝き余るような質料化、あるいはヒエログリフ、脊柱湾曲症と聾とX脚と独つ眼、真空に出たしるしである。


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